夢の中

「大乱舞」って、近年のハロー!が進んでいった方向の、良くも悪くも到達点だと思うんですよ。
大雑把に言うと、大人数の出演者が、大人数の客と盛り上がる。
具体的に言えば、広い会場で多くの客が楽しめるようなステージ配置で、バラード&MC少なめ、ショートVer.を矢継ぎ早に繰り出すセットリストで、客はヲタ芸したり踊ったり狂ったように盛り上がる。


30日の昼公演、座席が後部サブステージ&花道近くという恵まれた位置で、やたらテンション上がり、これ以上ないってくらい楽しませてもらいました。


そしてアンコール。
モーニング娘。の歌う『夢の中』。


その歌声に「酔っぱらってネクタイで鉢巻きして騒いでたら水ぶっかけられた」くらいの衝撃を受けました。


席がPAの近くで、僕が経験した横アリでは最高、いや、近くに奇声を上げるヲタがいなかったことも考えると、過去最高の音響だったこともあると思います。
でも、28日夜にこの曲が歌われるということは漏れ伝わっていたし、アルバム持ってるから曲自体も知っていたし、この曲にまつわる飯田さんの話(九州地区のみでO.A.された三人ゴト内で「娘。卒業を聞かされた時、一人でカラオケに行ってこの曲を歌った」と話していた)は狼のスレで思い出してくれた人がいて頭の中入っていたし、何より前日昼の音源聴いていたのに。


歌を丁寧に聴かせる彼女たちは、僕が知っている「モーニング娘。」とは、全く別のグループのようでした。


『ラブマ』前後の時代、プロジェクトのトップたちの取捨選択で捨てられたモーニング娘。のもう一つの未来を見たような気がします。


実は僕は、Berryz工房に対して、このような「ダンス少なめ、歌重視のグループ」を目指すんじゃないかと勝手に想像してた頃があったんです。
結成時の触れ込みが「ハロー!プロジェクトキッズから新ボーカルグループ誕生!」みたいなものだったんで。*1


実際は「モー娘。の妹分」と紹介するのが(語弊ありますが)良くも悪くも適当な、歌って踊るユニットだったわけですが。


それに対して不満があるわけでなく、むしろ熱中しているのは日記を読んで下さってるみなさんご存じの通りなのですが、この週末ちょっとしたことがありまして。

*1:だから「歌重視なら愛理ちゃん入るだろ」と思い込んでお披露目イベに行きました。当時愛理ちゃん以外のキッズにはあんまり強い関心を持っていなかったので、事前にメンバーが発表されていたら、行かなかったかもしれません。